2学期スタートに気にしておきたい「子どものサイン」

月夜野第2学童クラブ、キャプテンのいわたつです。 各地域で2学期がスタートしつつあります。オンラインでスタートした地域も、オフラインの地域もあると思いますが、どちらも共通することは、「夏休みと学校のある生活では、暮らしの様式が少し変化する」ということ。一体どんなところが変化したと言えるのでしょうか?次の3つのポイントから見ていきたいと思います。

①「学校に行く」という行為自体が実は「ドキドキするもの」
②「誰かに見てもらえている」という安心感が薄くなること
③「行きたくない」とか「学校イヤだ」というサインを見かけたら
◯ おわりに

①「学校に行く」という行為自体が「ドキドキするもの」

もうボクたちは忘れてしまっている感覚かもしれませんが、「学校ってちょっとドキドキする場所」だったんですよ。 友だちがいて楽しいし、休み時間は嬉しいけど、先生に当てられたり、みんなの前で話をするのは少し緊張するもの。 みんなで同じことをする時は、自分と他の子を無意識に比べてしまったりもするものです。

夏休みの期間は、そういう「ちょっとドキドキする時間」が少なかった子がほとんどのように思います。 だから「学校に行く」という行為が「ドキドキするあの時間」を大きく思い出すことになったりします。

子どもにとって少しのドキドキ感があるから、成長する場でもあるのですが、過度の緊張感を感じることは、体にも心にも負担を感じるものです。 お子さんが「どれくらい緊張しているのか?」について、学校に行く前などに話をしてみて、共感する時間を作ってもいいかもしれませんね。

②「誰かに見てもらえて居る」という安心感が薄くなること

夏休みの間は「自宅」や「学童」などで、大人対子どもの人数差が比較的小さかったのではないでしょうか? 学校が始まると、比較的「自分に目が届いている時間」が短くなっていくと感じています。 小学生の子どもは「手を離せ、目を離すな」などとよく言われますが、「自分のところから目が離れている」と感じると、寂しい思いをする子がいます。
特に夏休みと学校の差を敏感に感じるお子さんは、「目が離れている」と感じると「ボク・ワタシのことを見て」という「サイン」を示してきます。

③「行きたくない」とか「〇〇イヤだ」というサインを見かけたら

「そっか。そういうときってあるよね。」と平然と受け止めてみることを大事にしています。 こういったサインを発した子どもの背景には、色々な意味がありそうです。

・これを言ったら、おうちの人はどう思うかな?もしかしたら自分の方に振り向いてくれるかもしれないな。
・今はとにかく休みたい
・話だけでも聞いてほしい

いろんな可能性を考えながら、怒りもせず、悲しみもしないで、「うんうん」と聞いてあげたいなと。

◯おわりに ご家庭だけで抱え込まないで
お子さんに関する悩みは尽きないもの。1人で悩まずに、話をしやすい人のところに駆け込んでみてください。
その選択肢の中に「学童のスタッフ」が入れてもらえたら、嬉しいです。
ぜひ、お気軽にお声かけくださいね。

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